ユニバーサル第2弾はフルチタンハウジングで作りました。
ハウジングは前回から少し改良した3DモデルをDMMで作ってもらいました。
相変わらずチタンは安いです。
ダイキャストやシルバーの鏡面仕上げも頼んでみたのですが、1つのモデルの中に複数のオブジェクトがある場合表面処理は出来かねるとのこと。
コストから考えると仕方がない気もしますが、かと言って全パーツをバラバラにして注文するとべらぼうに価格がアップします。
プラモデルみたいに全部のパーツを繋いでみてはどうなるかと思案中…
中のドライバはSWFKとEDとHODVTEC。HODVTECはベント付きDTECとも呼ばれてるものです。
DTECに比べると極低音域がダイナミックドライバ並みに沈みます。
1ユニットずつ使っているにで全部で3ウェイ5ドライバです。
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ネットワークはSWFKに1.5μFとEDに15μF、その2つに24.9Ωの抵抗と、HODVTEC含む全体に24.9Ωを付けてます。
ダイナミックドライバを使った場合よりスペース的に余裕があるので、ユニバーサル基盤でつくってみました。
音響フィルタはSWFKにグレーの330Ω、EDはレッドの2200Ω、HODVTECはイエロー4700Ωにさらに綿を詰めまくって高域を抑制してます。
フェイスプレートはレジンで時計のパーツを封入しました。
ベースの紫は、着色ではなくチタンを焼いて色を付けたものです。
磨きが適当だったため、かなりムラになってしまったので時計のパーツでごまかしてます。
下の真ん中は、ベント付きドライバ用の穴を開けてます。
カナル部分はTF10proやIE80と同じ太さで。コンプライだと500シリーズがちょうど適合します。
周波数特性は見事なまでの超ドンシャリ。とはいえ曇った感じが全くないので、ボーカルなども綺麗に聞こえます。HODVTECとSWFKを使ったことで、ダイナミック型に匹敵するほどのレンジの広さがあります。
かなり満足のいくものができたと思います。
今後は、3Dモデルを工夫して、音導チューブを使わなくてもシェルにそのままドライバをセットできるような工夫をしていきたいと思います。