しばらくぶりの更新です。
2ヶ月ほどの間、何もしていないわけではなくカスタムIEMをいくつか作ってまして。ドライバをいろいろ試してみたのはもちろん、シェルについても新しい手法を試してみたりしてました。
GWの期間を使って紹介していきたいと思っています。
まずは最初に作成した、GQ-30783とDN-12833のハイブリッドIEM。
イヤホン自作 デュアル バランスドアーマチュア カスタムIEM用 Knowles GQ-30783 Balanced Armature Dual Speaker(メール便可) |
デュアルドライバー イヤホン |
こちらのIEMは、シェルのUVレジンを、100円ショップのセリアで買った色つきのレジンを使用しています。
100円で4グラムなので、片耳あたり3つ程度が目安かと思います。
最初から色がついているので、いちいち顔料の量を調節したり、撹拌する手間が省けます。出来上がりについても、非常に透明度が高く、硬化時間もパジコと変わりませんでした。
結構お勧めです。
1つ難点があるとすると、4グラムずつ小さな容器に入っているため抽出しづらく、気泡が結構できちゃうことですね。揺すったり時間を置いて、気泡を消してあげる必要があります。
■左 (Blue)
■右 (Red)
そのあともろもろ工程を経ての完成です。
TWFKで作ったときと同じように、カナル先端になるべく近づけてGQを配置しました。しかし、TWFKに比べて大型のGQは結構ぎりぎりで、配置に少し苦労しました。
フェイスプレートも同じレジンで作ってます。シェルを作る際に残った中のレジンを使ったので、3本以上は消費してません。
両耳で24グラム、648円はコスパ高いと思います。
GQの音は、個人的にはTWFKより好みですね。TWFKはキラキラ過ぎて刺さる感じが少しきつく感じることがあります。
GQはWBFK(TWFKの高音)とベント付EDの2ドライバ構成で、TWFKより低音も出ており、ボーカルも滑らかです。単体ではGQのほうが完成度高いと思います。
しかもTWFKより安いので、入門用のドライバとしても重宝するのではないでしょうか?
市販品であれば、オーディオテクニカのIM20やWestone W20がGQを使ってます。量販店などで視聴してみてください。
audio-technica IM Series カナル型モニターイヤホン シングル・バランスド・アーマチュア型 ATH-IM01
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ちなみにTWFK単体だとこちら。
ほかにはUltimateEars のUE700や、オーテクのATH-CK10もTWFKです。
Knowles製 TWFK Dual Speaker採用 デュアル・バランスド・アーマチュア 高解像イヤホン G452(ブラウン)
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