IE80は新品で買って持っており、壊れたわけでもないためさすがにカスタム化するのはためらわれました。
しかし、TWFKなどの歪みのない澄み渡るような高音に慣れていると、IE80とはいえ物足りなさを感じます。BA型とうまく組み合わせると最高のハイブリッドができるのではないかと常々思っていました。
というわけでヤフオクでジャンクをウォッチしていたのですが、ついにステム折れのIE80を格安でゲットしたため実行に移したというわけです。
落札品の写真がなくてすみません・・・
ゼンハイザー (2011-12-16)
売り上げランキング: 10,007
組み合わせたBAはWBFKとRab-32033 x2
低音はIE80にまかせて、高音域のクリアさを目指します。
素直にTWFKを使わなかったのは、新しいBAの組み合わせを模索してみたかったため。
自作カスタムIEM用 イヤホン自作 バランスドアーマチュア カスタムIEM用 Knowles WBFK-30095 receiver Balanced Armature Speaker バラ売り1個 |
自作カスタムIEM用 イヤホン自作 バランスドアーマチュア カスタムIEM用 Knowles RAB-32033 receiver Balanced Armature Speaker バラ売り1個 |
今回はシェルの作成方法も新しい手法を取り入れてみました。これまでのやり方だと、どうしてもUVレジンが黄変するため、綺麗な透明が得られなかったんですよね。
より黄変のない透明を求めて、エポキシ樹脂のデブコンETを使ってみました。
ITW デブコンET 高透明注型用樹脂 300g ET-300
ITW PP&FJ
売り上げランキング: 646
当たり前ですがデブコンETではUVレジンのようにメス型だけでは中空にできないため、UVレジンで作った中空のシェルから、新たに内側の型をおこしました。
汚い型ですみません。。
元のシリコン型にUVレジンでシェルを作り、その上からさらにシリコンを注いで作っています。
この辺りの詳しい作り方は、ノウハウをためてこんどまとめようと思っています。
完成したシェルは、UVレジンで作ったものを比べて気変がほとんどありません。
左がUVレジンです。一目瞭然ですね。
デブコンで作った方は少し表面が汚いですが、使い古した型で傷が多かったためで、素材の問題ではありません。
ドライバの組み込み過程は省略して、完成品がこちら。
手前がUVレジン(薄い紫で着色)で、奥がデブコン(透明)
こう見るとかなり気泡入ってますね…
デブコンはUVレジンより粘度が小さいため、大きな気泡はすぐ消えますが、2液を混ぜるため小さい気泡が残ってしまっていたようです。
右耳がUVレジンなのはデブコンでつくったものを壊してしまったため^^;
いろいろ改善が必要ですね。
フェイスプレートは黒の本物のカーボン。
Amazonで以下の商品を購入しました。
ドライカーボン板綾織り 片面艶有×片面艶無 50mm×50mm 東邦テナックス 3K
松謙
売り上げランキング: 107,085
フェイクのカーボンシートだと、黒はレジンで模様が消えちゃうんですよね。
なので本物を使ってみまた。
ちなみにその後わかったことですが、5Dと名のつくカーボンシートであれば、レジンで埋めても模様がちゃんと残っているようです。
[TARO WORKS] 5D リアル カーボンシート 3D カーボンシート タイプ 152cm×30cm 黒 ブラック
株式会社タロウワークス
売り上げランキング: 6,416
周波数特性はこちら
かなりのドンシャリですね。。。
高音の量や歪みのなさは満足なのですが、いかんせん中音域が10mぐらい引っ込んでます…
IE80のハイカットをしすぎましたね。
ちなみにIE80は低音調整機構はそのままにして、MAXの状態にしております。